雅楽 楽器 種類
- mark823gustner24
- Sep 25, 2022
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日本古来からの魔除け~六芒星の形の籠目(かごめ)文様と意味|有限会社いわみ 伝統芸能と和楽器について 日本には、西洋から文化が入ってくる前から独特の文化が根付いていました。 元をたどると、大陸からもたらされたものが多い日本の文化ですが、私たちはそれらを、独特のものに作り変え、進化させてきました。 この記事でご紹介するのは、「雅楽」「歌舞伎」「能」という音楽が関わっている日本の伝統芸能です。 それぞれの伝統芸能についての知識や、それぞれで使われている特徴的な楽器について解説していきます。 雅楽について 雅楽は、古典音楽のひとつであり、宮内庁に伝わるものは、日本においては重要無形文化財、そして世界においてはユネスコの無形文化遺産に登録されています。 雅楽のルーツは現在、3種類あるとされています。 国風歌舞(くにぶりのうたまい)は、日本に古くから伝わり、皇室や神道と密接につながっていたとされるものです。 平安時代にはすでに完成されており、皇室の儀式などで演奏されています。 謡物(うたいもの)は、日本に古くから伝わる詩に音楽をつけた声楽で、やはり平安時代には成立していました。 ただし、大陸由来の楽器を使用した伴奏がつくという点で国風歌舞とは異なります。 中国や朝鮮半島を経由して日本に伝わった音楽や舞を元にして作られた雅楽もあります。 中には遠くシルクロードを経由して日本にもたらされたものもあります。 雅楽の元々の意味は「雅正の楽舞」であり「俗楽」の対極とされています。 宮内庁に伝わる雅楽は世界でももっとも古いとされる「合奏」です。 平安時代以降、雅楽は宮中や貴族の間で演奏されてきましたが、長い間、各流派が独自のスタイルで演奏してきたため、同じ曲であっても、流派によりさまざまな違いがあります。 また、貴族の間で演奏されていた雅楽は、室町時代に起きた「応仁の乱」の影響を大きく受けており、資料が失われており、この時点で一度、宮中における雅楽は断絶してしまいました。 ただ、その後、皇室や応仁の乱の影響の少なかった寺社などが中心となり、宮廷様式の雅楽が復活します。 江戸時代には、徳川家も、京都や奈良、天王寺に楽所を設置して宮廷様式の雅楽の復興に力を入れています。 江戸時代には、宮中での儀式において、復刻された曲も演奏されるようになりました。 明治に入ると政府は、同じ楽曲であるにもかかわらず、さまざまな形で演奏や振り付けが行われていた不都合な状態を解消しようと、これらの統一を図ります。 これと同時に楽曲の取捨も行われ、江戸時代に復刻された数多くの楽曲を含め、多くの楽曲が捨てられてしまいました。 何を基準に取捨が行われたのかはわかっていません。 現在、宮内庁には約100曲が伝わっているとされています。 しかし、明治の頃に演奏されていたものとはまったく異なるようです。 楽曲のテンポはオリジナルよりも遅くなっているといわれており、曲によっては3倍ほどの長さになっている場合もあります。 時代は移り変わり、平安時代に演奏されていたオリジナルの雅楽のスタイルを追求する動きも出てきており、伝統芸能とはいえ、今後の新しい動きが注目されます。 雅楽の楽器 雅楽で使われる楽器をご紹介します。 琵琶 琵琶(びわ)は、現在のイラン辺りからシルクロードを通り、中国を経由して日本に伝えられたと考えられている弦楽器です。 ギターやマンドリンの元になった楽器で、それらと同様に単音も和音も表現できますが、雅楽においては、リズムを刻む楽器です。 その後に日本で使われるようになる琵琶とは作りが異なるため、区別のために楽琵琶(がくびわ)とも呼ばれます。 笙 笙(しょう)は、竹で作られた管楽器です。 変わった形状で、鳳凰がはねを休めているような姿にも似ていることから、鳳笙(ほうしょう)という名前でも呼ばれます。 雅楽で使われる楽器としては唯一、和音を奏でるために使われています。 ほかの楽器にはない、何かやわらかな音色が特徴的で、この楽器が雅楽の雰囲気を作り出しているといっていいほど、雅楽には欠かせない楽器です。 篳篥 篳篥(ひちりき)は、竹で作られた小さな縦笛です。 そのため、音域はとても狭いのですが、雅楽においては、ほとんどの場合、主旋律の演奏のために使われます。 リード部分は葦です。 琵琶同様、やはりシルクロードを経由してアジアに伝わりましたが、ヨーロッパに伝わったものはオーボエの起源になったと考えられています。 和琴 日本に古くから伝わる琴です。 水牛の角やべっこうから作った爪で6本ある弦を弾いて演奏します。 箏 箏(そう)は、外見的には琴とほとんど変わりませんが、爪などが異なるため、区別のために楽箏と呼ばれる場合もあります。 メロディを奏でるのではなく、リズムを刻む役割を担い
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