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工藤 明男

  • mark823gustner24
  • Sep 21, 2022
  • 4 min read

【追悼】友である工藤明男のこと(最終回)…最高にタフだった男の最期 工藤明男の著作 工藤明男は関東連合元幹部の柴田大輔の筆名である。 元は六本木クラブ襲撃事件の首謀者で中心人物と目される「見立真一」とともに関東連合の中心メンバーだった。 暴走族の現役時代は、ここに書くのが憚られるような筆舌に尽くしがたい残酷な拷問をしていたという話も聞く。 『いびつな絆 関東連合の真実』 見立真一は、たびたび入れられた東京鑑別所でIQテストを受けているが、平均値100のテストで常に上限の145を越えて、「測定不能」という結果を叩き出していたらしい。 しかし『破戒の連鎖』でもそう感じたが、私は工藤明男の方にも「頭の良さ」を感じた。 それは単なる「知能の高さ」というよりも、特に周囲や自分と関係する人間に対して鋭い観察眼を持っているという印象を受けた。 『破戒の連鎖 いびつな絆が生まれた時代』 個人的には『いびつな絆』より『破戒の連鎖』の方が面白かった。 爬虫類のような目をした彼女たち 興味深いのは、見立と付き合いだした彼女たちに起こる変化についての記述だ。 これまで見立君と付き合ってきた女性を見て、いつも感じていたことがある。 付き合いだして1年ほど経つと、見立君と同じ爬虫類のような情のない乾いた目つきになるのだ。 工藤明男の家庭について 工藤の母は、夫(工藤の父)が帰ってくると玄関先で延々と罵倒し、家になかなか上げない。 子供の頃、工藤はその母親の叫び声で目を覚まし、「喧嘩をしている」と思って仲裁に入ろうとするのが日常だった。 しかし、実際にはそれは「夫婦喧嘩」ではなく、工藤の母が一方的に感情を爆発させているのだった。 「お母さんのどこが好きなの?」 幼い頃から何度も問いかけた私の質問に対して、父はこの頃初めて答えてくれた。 「嫌いだよ。 うるさいから」 普通なら父から母のことが嫌いと言われれば複雑な心境になるものだろうが、私は父の(おそらく)本心が聞けて、やっと納得できて逆にうれしかった。 「不和家庭知らねえだろ」 工藤にも関東連合にも全く関係ないが、それで思い出したことを書いておきたい。 工藤 明男 YouTubeを気晴らしに時々見るくらいのものだ。 ある時、いつものように何気なくYouTubeを見ていると、かつてのスポーツ選手で「国民的ヒーロー」と言われている人物のゴシップを取り扱ったものがあった。 ゴシップの内容は、国民的ヒーローである父の息子が、実家との関わりが極度に薄いというだった気がする。 しかし印象に残ったのは、そのゴシップそれ自体ではなく、その 「コメント欄」での短いやり取りの方だ。 「これを〇〇(国民的ヒーローである父)はどう思ってるんだろうか…」 最初のコメント投稿は「きっと〇〇(国民的ヒーロー)は息子の現状を憂いているに違いない」とか、あるいは「そうでなければおかしい」というニュアンスの投稿だった。 それに対して強い怒りを見せた返信のコメントは忘れることができない。 あるいは『お前、~』の一言だけだったのかもしれない)」 それに対して最初の投稿者は何か反論していたが、私はそちらは覚えていない。 そして、その投稿に対する2番目の投稿者からの返信はなく、コメントのラリーはそこで終わっていた。 その最初の投稿者からの最後の反論は感情的だったが、いきなり罵倒されたことを考えれば無理もない。 確かに、2番目の投稿者のコメントは礼を欠いたものだったろう。 しかし、私はむしろ2番目の投稿者に共感に近いものを感じてしまった。 たぶん、罵倒した者は、彼自身が何か家庭に問題を抱えて悩んだ経験のある人間だっただろう。 そうした人間からすると、「これを〇〇(国民的ヒーローである父)はどう思ってるんだろうか…」という何気ない言葉が、あまりにも呑気に、一種の「平和ボケ気味」の言葉に見えて、苛立ちを抑えられなかったのだろうということが、私にはすぐに理解できた。 またゴシップについて言えば、「国民的ヒーロー = よき父親」であるとは限らないということだ。 「国民的ヒーロー」と「父親としての善し悪し」には何の相関関係もない。 同時に、「よき父親ではない」ということが、「国民的ヒーロー」であることを否定するものでもない。 私は何かそのやり取りを見て、上記のようなことをコメント欄に書きこみたい気持ちになったが、いつものように物臭のせいで何も書かず終えてしまった。 sai001. com 関東連合の関係者で、見立や工藤の後輩である石元太一の『反証』も読んだ。 『反証』は副題が「六本木クラブ襲撃事件『逮捕からの700日』」となっており、事件に関係して逮捕された自身の身の潔白を訴えるための著書だ。 石元という人物の印象については、同じく石元太一が書いた『不良録』



 
 
 

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